「子供の性被害撲滅」について
最終更新日:2023年3月24日
近年、児童虐待、児童買春や児童ポルノ事件を始めとする子供の性被害が後を絶たないことから、警察においては、子供の性被害撲滅に向けて様々な取組を行なっています。
子供の性被害とは
児童買春、児童ポルノの製造等、児童に性的な被害を与える犯罪行為や、児童の性に着目した形態の営業に関連して行われる違法行為で、「児童の性的搾取」ともいいます。
子供の性被害の状況(全国数値)
児童買春事件等
- 児童買春事件等とは、児童買春、淫行させる行為(児童福祉法違反)、みだらな性行為(青少年保護育成条例違反)をいう。
- 令和3年中の検挙件数は2,330件、検挙人員は1,700人と前年比で減少
- 被害児童数は1,504人と前年比で減少
- 被害児童の学職別では、いずれの罪種も高校生の被害が最多
児童ポルノ事件
- 令和3年中の検挙件数は2,969件、検挙人員は1,989人と前年比で増加
- 態様別(製造事犯/提供・公然陳列事犯/所持等事犯)では、製造事犯の検挙件数に占める割合が最も多く、約57%
- 被害児童数は1,458人と前年比で増加
- 被害児童の学職別では、高校生が約41%、中学生が約36%、小学生以下が約21%
- 被害の態様別では、「児童が自らを撮影した画像に伴う被害」が最も多く約35%
SNSに起因する被害状況
- 令和3年中の被害児童数は1,812人と前年比でわずかに減少しているが、概ね横ばい状態
- 被害児童の学職別では、高校生が937人、中学生が718人で被害児童全体の約91%
- フィルタリング利用の有無が判明した被害児童のうち、約88%が被害時に利用していない。
STOP!子供の性被害
児童がコミュニティサイトを通じて知り合った面識のない者に脅されたり、言葉巧みにだまされたりして、自分の裸体を撮影した上、メール等で送信する形態の児童ポルノ製造被害が増加傾向にあります。
画像等は、一度流出するとインターネットを通じて世界中に広がり、完全に消し去ることが困難です。
- 「他人に個人情報を流さない」
- 「下着姿や裸の写真は撮らない、送らない」
ことを心がけてください。
お問い合わせ
宮崎県警察本部生活安全部 生活安全少年課
電話:0985-31-0110