
きたない水
ミズカマキリ(体長40〜50mm前後)

きたない水の指標生物である。大きさは7cmくらいで体は細長い。陸上にいるカマキリのように、前足でほかの小動物をつかまえて、その体液を吸う。池や沼、水田にすんでいるが、川岸の流れのゆるやかな場所にもすんでいる。
ヒル(体長40mm前後)

きたない水の指標生物である。大きさは3〜4cmで、はげしく伸び縮みし、体節がある。体は平たく、背面から見ると円柱形、長卵形で、腹の前後の端に吸盤があるが、前の吸盤は見にくい。水に沈んでいる石などの裏側にすんでいる。淡水域にいる日本産ヒル類は約30種類。
ミズムシ(体長10mm前後)

きたない水の指標生物である。体長は大きくなっても1cmくらいで、ダンゴムシに似た形で平たくなっている。足は5対以上で、ゆっくりはう。体は汚れたような灰色または茶色をしている。川にすむのは1種類で、あとは地下水にすむ。
タニシ(殻高60mm、殻径45mm前後)

きたない水の指標生物である。タニシの主な種類は4種類である。殻は薄く、赤茶色のふたがあり、泥底にすんでいる。