
少しきたない水
オオシマトビケラ(体長20mm前後)

少しきたない水の指標生物である。頭から胸にかけて固く、うすい茶色である。他は茶色から緑色でやわらかく、頭の上部の平たい部分が広いのが特徴。さなぎは石粒などを使って固めた巣で過ごす。
ヒラタドロムシ(体長10mm前後)

少しきたない水の指標生物である。体は固く、平たい円形か卵形で、色は黄色か茶色をしている。足は3対あるが、背の方からは見えない。流れの速い瀬の石の表面について生活している。
ゲンジボタル(体長5〜10mm)

少しきたない水の指標生物である。体は、黒色で、胸の一番前の節(頭のように見える)に、トランプのスペードの模様がある。ヘイケボタルによく似ているが、ゲンジボタルの方が大きい。ヘイケボタルでは十文字形の模様がある。
コオニヤンマ(体長31〜35mm前後)

少しきたない水の指標生物である。体は赤茶色で、薄い平らな広葉状あるいはうちわ状の形をしている。触角もうちわ形。流れの比較的おだやかなよどみの底で生活している。
カワニナ(体長25〜35mm前後)

少しきたない水の指標生物である。殻は細く、長い。殻の上部が欠けていることが多い (殻高1.5〜3cm)。殻の表面は黄土色またはこげ茶色で、ザラザラしている。石に付着していることもあるが、砂混じりの川底にいることもある。塩分のあるところにはいない。