
宮崎県感染症発生動向調査2012年第7号
第14巻第7号[宮崎県7週(2/13〜2/19)、全国6週(2/6〜2/12)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県第7週の発生動向
定点医療機関からの報告総数は3,384人(定点あたり66.4)で、前週比91%と減少した。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。
【インフルエンザ】
- 報告数は2,655人(45.0)で前週比86%と減少した。例年同時期の定点あたり平均値(17.8)の約2.5倍である。宮崎市(61.4)・都城(59.3)・高鍋(50.8)保健所からの報告が多い。年齢分布を(図)に示す。
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
- 報告数は107人(3.0)で前週比135%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(2.9)と同程度である。延岡(9.3)保健所からの報告が多く、年齢別では2歳から6歳で全体の約7割を占めた。
【基幹定点からの報告】
- マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマ肺炎:延岡(3人)保健所から報告された。患者は3,8,11歳で、病原体はMycoplAsmA pneumoniAe であった。
保健所別流行警報開始基準値超過疾患

※流行警報開始基準値:インフルエンザ(30.0)、咽頭結膜熱(3.0)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(8.0)、感染性胃腸炎(20.0)、水痘(7.0)
全数把握対象疾患
- 1類感染症
報告なし。
- 2類感染症
結核5例。
- 3類感染症
報告なし。
- 4類感染症
報告なし。
- 5類感染症
報告なし。

全数把握対象疾患累積報告数(2012年第1週〜7週)

( )内は今週届出分、再掲
病原体情報(衛生環境研究所微生物部 H24.2.7〜2.20までに検出)
ウイルス
細菌
全国第6週の発生動向
定点医療機関あたりの患者報告総数は54.0で、前週比94%と減少した。今週大きく増加した疾患はなく、減少した主な疾患は感染性胃腸炎であった。
インフルエンザの報告数は198,910人(40.3)で、前週比95%と横ばいであった。大分県(60.9)、石川県(53.9)、岩手県(52.6)からの報告が多く、年齢別では5歳以下が全体の31%、6歳から9歳が27%、10歳から14歳が18%、15歳から19歳が3%、20歳から59歳が17%、60歳以上が4%を占めた。
全数把握対象疾患
インフルエンザ情報《県内第7週、全国第6週(再掲)》
県内第7週インフルエンザ発生動向
平成24年2月13日〜2月19日までの1週間で2,655人(定点あたり45.0)の報告があり、前週の約9割と減少した(図1)。宮崎市(61.4)・都城(59.3)・高鍋(50.8)保健所からの報告が多い(図2)。年齢分布を(図3)に示す。


全国第6週インフルエンザ発生動向
平成24年2月6日〜2月12日までの1週間で198,910人(40.3)の報告があり、前週比95%と横ばいであった。大分県(60.9)、石川県(53.9)、岩手県(52.6)からの報告が多く、年齢別では5歳以下が全体の31%、6歳から9歳が27%、10歳から14歳が18%、15歳から19歳が3%、20歳から59歳が17%、60歳以上が4%を占めた。
PDFファイルダウンロード