
宮崎県感染症発生動向調査2012年第25号
第14巻第25号[宮崎県第25週(6/18〜6/24)全国第24週(6/11〜6/17)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県第25週の発生動向
定点医療機関からの報告総数は767人(定点あたり22.3)で、前週比97%と横ばいであった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
前週に比べ増加した主な疾患はへルパンギーナで、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎であった。
【ヘルパンギーナ】
- 報告数は197人(5.5)で前週比132%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(4.2)の約1.3倍である。延岡(16.3)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から4歳で全体の約9割を占めた。
基幹定点からの報告
- マイコプラズマ肺炎
延岡(2人)、都城・日南(各1人)保健所から報告された。患者は3歳、5歳、8歳、40歳代で、病原体はMycoplasma pneumoniae。
流行警報開始基準値超過疾患
全数把握対象疾患
- 1類感染症
報告なし。
- 2類感染症
結核3例。
- 3類感染症
報告なし。
- 4類感染症
A型肝炎1例。
- 5類感染症
報告なし。

全数把握対象疾患累積報告数(2012年第1週〜25週)

( )内は今週届出分、再掲
全国第24週の発生動向
定点医療機関あたりの患者報告総数は16.3で、前週比98%と横ばいであった。今週増加した主な疾患はヘルパンギーナで、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。
ヘルパンギーナの報告数は2,766人(0.88)で、前週比163%と増加した。三重県(4.7)、宮崎県(4.1)、熊本県・群馬県(2.8)からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約8割を占めた。
全数把握対象疾患(第24週)
PDFファイルダウンロード