第14巻第31号[宮崎県第31週(7/30〜8/5)全国第30週(7/23〜7/29)
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
定点医療機関からの報告総数は683人(定点あたり20.3)で、前週比94%と減少した。
前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症で、減少した主な疾患はヘルパンギーナであった。
【RSウイルス感染症】
- 報告数は31人(0.86)で前週比282%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(0.19)の約4.5倍である。延岡(5.3)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月未満が約3割、6〜11ヶ月が約2割、1歳が約半数を占めた。
【ヘルパンギーナ】
- 報告数は222人(6.2)で前週比85%と減少したが、引き続き流行警報レベル開始基準値(6.0)を超えている。例年同時期の定点あたり平均値(4.2)の約1.5倍である。延岡(12.3)、日向(10.5)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から3歳が全体の約8割を占めた。
定点医療機関あたりの患者報告総数は14.8で、前週比102%と横ばいであった。今週増加した主な疾患は手足口病で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎であった。
手足口病の報告数は3,677人(1.2)で、前週比121%と増加した。新潟県(11.3)、青森県(7.0)、福井県(6.1)からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約7割を占めた。
ヘルパンギーナの報告数は13,648人(4.4)で、前週比100%と横ばいであった。東京都(7.6)、宮崎県(7.2)、和歌山県(7.0)からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約7割を占めた。