
宮崎県感染症発生動向調査2012年第33号
第14巻第33号[宮崎県第33週(8/13〜8/19)全国第32週(8/6〜8/12)
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県第33週の発生動向
定点医療機関からの報告総数は571人(定点あたり17.0)で、前週比87%と減少した。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症で、減少した主な疾患はヘルパンギーナであった。
【RSウイルス感染症】
- 報告数は30人(0.83)で前週比188%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(0.48)の約1.7
倍である。日向(2.5)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳以下が全体の約8割を占めた。
【ヘルパンギーナ】
- 報告数は118人(3.3)で前週比73%と減少した。例年同時期の定点あたり報告数(3.3)と同程度で
ある。延岡(11.5)、日向(8.0)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から3歳が全体の約9割を占めた。
基幹定点からの報告
- マイコプラズマ肺炎:延岡(2人)保健所から報告された。患者は2歳と4歳。
流行警報開始基準値超過疾患
全数把握対象疾患
- 1類感染症
報告なし。
- 2類感染症
結核6例。
- 3類感染症
腸管出血性大腸菌感染症7例。
- 4類感染症
日本紅斑熱1例。
- 5類感染症
破傷風1例、梅毒1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2012年第1週〜33週)

( )内は今週届出分、再掲
全国第32週の発生動向
定点医療機関あたりの患者報告総数は11.2で、前週比85%と減少した。今週増加した主な疾患は
RSウイルス感染症で、減少した主な疾患はヘルパンギーナと手足口病であった。
RSウイルス感染症の報告数は913人(0.31)で、前週比119%と増加した。沖縄県・鹿児島県(各
1.7)、福岡県(1.0)からの報告が多く、年齢別では2歳以下が全体の約9割を占めた。
全数把握対象疾患(全国第32週)

- 腸管出血性大腸菌感染症:岡山県(87
例)、北海道(37例)、宮崎県(16例)からの報告が多い。
- 風しん:東京都(19例)、兵庫県(11例)
、神奈川県(10例)からの報告が多い。
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