
宮崎県感染症発生動向調査2013年第14号
第15巻第14号[宮崎県第14週(4/1〜4/7)全国第13週(3/25〜3/31)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県平成25年第14週の発生動向
風しん(全数把握対象)の報告が3例あり、14週までの累積報告数が9例となった。今週の3例は宮崎市保健所からの報告で、年齢別では20歳代・30歳代・40歳代が各1例であった。ワクチン接種歴はなしが2例、不明が1例であった。
定点医療機関からの報告総数は1,003人(定点あたり25.6)で、前週比78%と減少した。
前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱で、減少した主な疾患はインフルエンザと水痘であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【咽頭結膜熱】
- 報告数は38人(1.1)で前週比136%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(0.49)の約2倍である。延岡(3.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から3歳が全体の約7割を占めた。

※ インフルエンザは第14週において流行警報レベル終息基準値(10.0)を下回りました。
基幹定点からの報告
- 無菌性髄膜炎:都城(2人)保健所から報告された。患者はともに70歳以上で、原因病原体は
Norovirus genogroup unknown。
- マイコプラズマ肺炎:延岡(1人)保健所から報告された。患者は50歳代。
流行警報レベル開始基準値超過疾患
全数把握対象疾患
- 1類感染症
報告なし。
- 2類感染症
結核3例。
- 3類感染症
報告なし。
- 4類感染症
レジオネラ症1例。
- 5類感染症
後天性免疫不全症候群1例、風しん3例。

全数把握対象疾患累積報告数(2013年第1週〜14週)

( )内は今週届出分、再掲
病原体情報(衛生環境研究所微生物部 平成25年4月7日までに検出)
細菌
ウイルス(サーベイランス)
全国第13週の発生動向
定点医療機関あたりの患者報告総数は17.9で、前週比84%と減少した。今週大きく増加した疾患はなかった。減少した主な疾患はインフルエンザであった。
全数把握対象疾患(全国第13週)

- 風しん:東京都(111例)、神奈川県(60例)、兵庫県(42例)、大阪府(39例)からの報告が多い。
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