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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2013年第16号

第15巻第16号[宮崎県第16週(4/15〜4/21)全国第15週(4/8〜4/14)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県平成25年第16週の発生動向

定点医療機関からの報告総数は1,177人(定点あたり30.3)で、前週比139%と増加した。
前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は水痘であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】

  • 報告数は451人(7.6)で前週比187%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(6.9)の約1.1倍である。小林(23.0)、延岡(19.7)保健所からの報告が多く、年齢別では5歳以下が全体の30%、6-9歳が36%、10-14歳が21%、15-19歳が4%、20歳代から50歳代が8%、60歳以上が1%であった。

【感染性胃腸炎】

  • 報告数は417人(11.6)で前週比128%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(15.4)の約8割である。小林(24.3)、日南(15.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から3歳が全体の約3割を占めた。

流行警報レベル開始基準値超過疾患

全数把握対象疾患

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核6例。
  • 3類感染症
    腸管出血性大腸菌感染症2例。
  • 4類感染症
    日本紅斑熱1例。
  • 5類感染症
    急性脳炎1例、侵襲性肺炎球菌感染症1例、風しん1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2013年第1週〜16週)

( )内は今週届出分、再掲

病原体情報(衛生環境研究所微生物部 平成25年4月21日までに検出)

細菌

ウイルス(サーベイランス)

  • 肺炎と診断された乳児からRSウイルスとライノウイルスが検出された。
  • ヘルペス脳炎疑いの乳児からエコーウイルス18型が分離された。

全国第15週の発生動向

定点医療機関あたりの患者報告総数は14.5で、前週比97%と横ばいであった。今週増加した主な疾患は手足口病とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患はインフルエンザであった

手足口病の報告数は868人(0.28)で、前週比147%と増加した。沖縄県(4.9)、島根県(2.5)、福岡県(1.9)からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から2歳が全体の約8割を占めた。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は5,100人(1.6)で、前週比112%と増加した。鳥取県・石川県(4.5)、富山県(4.0)、新潟県(3.5)からの報告が多く、年齢別では3歳から7歳が全体の約6割を占めた。

全数把握対象疾患(全国第15週)

  • 風しん:東京都(138例)、大阪府(108例)、神奈川県(50例)からの報告が多い。九州では鹿児島県(18例)からの報告が多い。

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