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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2013年第17号

第15巻第17号[宮崎県第17週(4/22〜4/28)全国第16週(4/15〜4/21)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県平成25年第17週の発生動向

風しん(全数把握対象)の報告が1例あり、17週までの累積報告数が11例となった。今週の1例は宮崎市保健所からの報告で、30歳代であった。ワクチン接種歴はなかった。
定点医療機関からの報告総数は1,122人(定点あたり27.1)で、前週比89%と減少した。

前週に比べ増加した疾患は水痘で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告

【水痘】

  • 報告数は101人(2.8)で前週比136%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(3.6)の約8割である。日南(11.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から3歳が全体の約7割を占めた。

【インフルエンザ】

  • 報告数は441人(7.5)で前週比98%と横ばいであった。例年同時期の定点あたり平均値(5.4)の約1.4倍である。高千穂(40.0)、延岡(21.3)保健所からの報告が多く、年齢別では5歳以下が全体の23%、6歳から9歳が41%、10歳から14歳が23%、15歳から19歳が4%、20歳代から50歳代が8%、60歳以上が1%であった。

基幹定点からの報告
  • 無菌性髄膜炎:都城(1人)保健所から報告された。患者は70歳代で病原体はNorovirus であった。
流行警報レベル開始基準値超過疾患

全数把握対象疾患

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核12例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    アメーバ赤痢1例、破傷風1例、風しん1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2013年第1週〜17週)

( )内は今週届出分、再掲

全国第16週の発生動向

定点医療機関あたりの患者報告総数は17.1で、前週比118%と増加した。今週増加した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎で、大きく減少した疾患はなかった。

インフルエンザの報告数は14,199人(2.9)で前週比145%と増加した。宮崎県・石川県(7.6)、山口県(7.1)、佐賀県(7.0)からの報告が多く、年齢別では5歳以下が全体の28%、6歳から9歳が31%、10歳から14歳が18%、15歳から19歳が3%、20歳代から50歳代が16%、60歳以上が4%であった。

感染性胃腸炎の報告数は25,524人(8.1)で前週比116%と増加した。大分県(17.2)、島根県(14.0)、新潟県(13.7)からの報告が多く、年齢別では1歳から3歳が全体の約4割を占めた。

全数把握対象疾患(全国第16週)

  • 風しん:大阪府(127例)、東京都(125例)、神奈川県(71例)、兵庫県(59例)からの報告が多い。九州では鹿児島県(14例)からの報告が多い。また、先天性風しん症候群の報告も2例あった。

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