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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2013年第20号

第15巻第20号[宮崎県第20週(5/13〜5/19)全国第19週(5/6〜5/12)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県平成25年第20週の発生動向

風しん(全数把握対象)の報告が2例あり、20週までの累積報告数が16例となった。今週の2例は宮崎市保健所からの報告で、どちらも40歳代であった。ワクチン接種歴はともに不明であった。
定点医療機関からの報告総数は982人(定点あたり24.8)で、前週比103%と横ばいであった。
前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【感染性胃腸炎】

  • 報告数は321人(8.9)で前週比108%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(10.4)の約9割である。小林(16.0)、日南(14.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約半数を占めた。

【インフルエンザ】

  • 報告数は329人(5.6)で前週比84%と減少した。例年同時期の定点あたり平均値(1.4)の約4倍である。延岡(11.7)、高千穂(9.0)保健所からの報告が多く、年齢別では5歳以下が全体の26%、6−9歳が28%、10-14歳が24%、15-19歳が12%、20歳代から50歳代が9%、60歳以上が1%を占めた。

流行警報レベル開始基準値超過疾患

流行警報レベル開始基準値を超えた疾患はなかった。

全数把握対象疾患

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核5例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    急性脳炎1例、クロイツフェルト・ヤコブ病1例、破傷風1例、風しん2例。

全数把握対象疾患累積報告数(2013年第1週〜20週)

( )内は今週届出分、再掲

病原体情報(衛生環境研究所微生物部 平成25年5月19日までに検出)

細菌

報告なし。

ウイルス

報告なし。

全国第19週の発生動向

定点医療機関あたりの患者報告総数は16.6で、前週比127%と増加した。今週増加した主な疾患は水痘と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。

水痘の報告数は4,877人(1.6)で、前週比167%と増加した。宮崎県(3.3)、愛媛県・沖縄県(各3.2)、福岡県(3.1)からの報告が多く、年齢別では1歳から5歳が全体の約8割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は25,357人(8.0)で、前週比134%と増加した。大分県(18.4)、新潟県(15.0)、島根県(13.4)からの報告が多く、年齢別では1歳から3歳が全体の約4割を占めた。

全数把握対象疾患(全国第19週)

  • 風しん:大阪府(186例)、東京都(113例)、神奈川県(75例)からの報告が多い。

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