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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2013年第27号

第15巻第27号[宮崎県第27週(7/1〜7/7)全国第26週(6/24〜6/30)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県平成25年第27週の発生動向

風しん(全数把握対象)の報告が1例あり、27週までの累積報告数は22例となった。今週の1例は宮崎市保健所管内の報告で、50歳代であった。ワクチン接種歴は不明であった。
定点医療機関からの報告総数は930人(定点あたり28.4)で、前週比118%と増加した。
前週に比べ増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナで、大きく減少した疾患はなかった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【手足口病】

  • 報告数は233人(6.5)で前週比161%と増加し、流行警報レベル開始基準値(5.0)を超えた。例年同時期の定点あたり平均値*(6.7)と同程度である。延岡(30.5)、日向(11.3)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から3歳が全体の約9割を占めた。

【ヘルパンギーナ】

  • 報告数は102人(2.8)で前週比162%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(5.9)の約半数である。延岡(6.3)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から2歳が全体の約7割を占めた。
    * 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
  • 無菌性髄膜炎:宮崎市保健所管内で1人、都城保健所管内で2人報告された。 患者は3、4、6歳で病原体はいずれも不明。
流行警報レベル開始基準値超過疾患

全数把握対象疾患

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核7例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    梅毒1例、風しん1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2013年第1週〜27週)

( )内は今週届出分、再掲

全国第26週の発生動向

定点医療機関あたりの患者報告総数は15.0で、前週比109%と増加した。今週増加した主な疾患はヘルパンギーナと手足口病で、減少した主な疾患は水痘と感染性胃腸炎であった。

ヘルパンギーナの報告数は3,945人(1.3)で前週比198%と増加した。佐賀県(4.3)、熊本県(3.9)、徳島県(3.8)からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から4歳が全体の約9割を占めた。

手足口病の報告数は10,637人(3.4)で前週比162%と増加した。佐賀県(12.3)、大分県(12.2)、熊本県(10.7)からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から3歳が全体の約8割を占めた。

全数把握対象疾患(全国第26週)

  • 風しん:大阪府(90例)、東京都(68例)、神奈川県・兵庫県(各24例)からの報告が多い。九州の報告数:福岡県(16例)、鹿児島県(10例)、佐賀県(3例)、沖縄県(2例)、長崎県(1例)。

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