定点医療機関からの報告総数は727人（定点あたり21.9）で、前週比80％と減少した。

【手足口病】

• 報告数は220人（6.1）で前週比86％と減少した。例年同時期の定点あたり平均値＊（5.8）の約1.1倍である。日向（13.3）、延岡（10.8）保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から3歳が全体の約8割を占めた。

【ヘルパンギーナ】

• 報告数は101人（2.8）で前週比93％と減少した。例年同時期の定点あたり平均値＊（5.6）の約半数である。延岡（7.8）保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から2歳が全体の約7割を占めた。
  ＊　過去5年間の当該週、前週、後週（計15週）の平均値

• 無菌性髄膜炎：宮崎市保健所管内で1人報告された。患者は月齢0ヶ月で病原体不明。

• 1類感染症
  報告なし。
• 2類感染症
  急性灰白髄炎1例、結核4例。
• 3類感染症
  腸管出血性大腸菌感染症5例。
• 4類感染症
  報告なし。
• 5類感染症
  急性脳炎1例。

※昨年７月に弛緩性麻痺、腱反射の減弱・消失の症状あり、臨床診断された症例。
今回、当時の便からワクチン株由来のポリオウイルスが国立感染症研究所で確認されたため、 届出があった。年齢・症状は届出時点。

(　)内は今週届出分、再掲

定点医療機関当たりの患者報告総数は19.1で、前週比116％と増加した。今週増加した主な疾患は 手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患は感染性胃腸炎であった。

手足口病の報告数は21,927人（7.0）で前週比148％と増加した。大分県（19.9）、山口県（17.2）、 埼玉県（13.9）からの報告が多く、年齢別では1歳から3歳が全体の約7割を占めた。

ヘルパンギーナの報告数は8,600人（2.8）で前週比154％と増加した。高知県（6.9）、熊本県（6.2）、 徳島県（6.1）からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約7割を占めた。

• 風しん：東京都（62例）、大阪府（52例）、兵庫県（34例）からの報告が多い。九州の報告数：福岡県（12 例）、鹿児島県（8例）佐賀県（6例）、熊本県・大分県（各1例）、長崎県・宮崎県・沖縄県（報告なし）

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宮崎県感染症週報2013年第29号（PDFファイル /176KB）

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