
宮崎県感染症発生動向調査2013年第42号
第15巻第42号[宮崎県第42週(10/14〜10/20)全国第41週(10/7〜10/13)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県平成25年第42週の発生動向
定点医療機関からの報告総数は625人(定点あたり19.4)で、前週比85%と減少した。
前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症と手足口病であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【感染性胃腸炎】
- 報告数は327人(9.1)で前週比106%と増加した。4週続けて増えており、例年同時期の定点あたり平均値*(5.5)の約1.7倍である。延岡(15.8)、日南(14.3)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から3歳が全体の約6割を占めた。


【RSウイルス感染症】


(手足口病は第42週において、流行警報レベル終息基準値(2.0)を下回りました。)
流行警報レベル開始基準値超過疾患
全数把握対象疾患(42週までに届出のあったもの)
- 1類感染症
報告なし。
- 2類感染症
結核3例。
- 3類感染症
腸管出血性大腸菌感染症1例。
- 4類感染症
報告なし。
- 5類感染症
報告なし。

全数把握対象疾患累積報告数(2013年第1週〜42週)

( )内は今週届出分、再掲
病原体情報(衛生環境研究所微生物部 平成25年10月20日までに検出)
ウイルス

- 髄膜炎疑いの小児2名からエコーウイルス30型が分離された。当所では今年度6例目の分離である。本年、全国的に髄膜炎の原因ウイルスはエコーウイルス6型が最も多く検出されており、次いでエコーウイルス30型が検出されている。
細菌
全国第41週の発生動向
定点医療機関あたりの患者報告総数は10.0で、前週比103%と横ばいであった。今週増加した主な疾患はRSウイルス感染症で、減少した主な疾患はヘルパンギーナであった。
RSウイルス感染症の報告数は3,792人(1.2)で前週比117%と増加した。徳島県・宮崎県(各3.4)、熊本県(2.4)、岩手県・新潟県・長崎県(各2.2)からの報告が多く、年齢別では6ヶ月未満が全体の約1割、6〜11ヶ月が約2割、1歳が約4割、2歳以上が約3割を占めた。
全数把握対象疾患(全国第41週)
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