
宮崎県感染症発生動向調査2013年第43号
第15巻第43号[宮崎県第43週(10/21〜10/27)全国第42週(10/14〜10/20)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県平成25年第43週の発生動向
定点医療機関からの報告総数は745人(定点あたり22.9)で、前週比118%と増加した。
前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎と手足口病で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【感染性胃腸炎】
- 報告数は451人(12.5)で前週比138%と、増加が続いている。例年同時期の定点あたり平均値*(6.0)の約2倍である。延岡(19.5)、都城(16.0)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から3歳が全体の約6割を占めた。


【手足口病】


流行警報レベル開始基準値超過疾患
全数把握対象疾患(43週までに届出のあったもの)
- 1類感染症
報告なし。
- 2類感染症
結核4例。
- 3類感染症
腸管出血性大腸菌感染症1例。
- 4類感染症
報告なし。
- 5類感染症
侵襲性髄膜炎菌感染症1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2013年第1週〜43週)

( )内は今週届出分、再掲
全国第42週の発生動向
定点医療機関あたりの患者報告総数は8.7で、前週比87%と減少した。今週大きく増加した疾患はなかった。減少した主な疾患は手足口病とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。
RSウイルス感染症の報告数は3,272人(1.0)で前週比86%と減少した。徳島県(3.1)、熊本県(2.1)、鳥取県(2.0)からの報告が多く、年齢別では6ヶ月未満が全体の約1割、6〜11ヶ月が約2割、1歳が約4割、2歳以上が約3割を占めた。
全数把握対象疾患(全国第42週)
PDFファイルダウンロード