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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2013年第47号

第15巻第47号[宮崎県第47週(11/18〜11/24)全国第46週(11/11〜11/17)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県平成25年第47週の発生動向

定点医療機関からの報告総数は1029人(定点あたり31.6)で、前週比112%と増加した。
前週に比べ増加した主な疾患は手足口病とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は水痘であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【感染性胃腸炎】

  • 報告数は630人(17.5)で前週比103%と横ばいであった。例年同時期の定点あたり平均値*(12.9)の約1.4倍である。小林(39.3)、日南(21.0)、延岡(20.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約半数を占めた。

【手足口病】

  • 報告数は168人(4.7)で前週比158%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(0.68)の約7倍である。都城(9.8)、高鍋(7.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から2歳が全体の約7割を占めた。
  • * 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基礎幹定点からの報告
  • マイコプラズマ肺炎:延岡保健所から1人報告された。患者は9歳。
流行警報レベル開始基準値超過疾患

全数把握対象疾患(47週までに届出のあったもの)

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核6例。
  • 3類感染症
    腸管出血性大腸菌感染症1例。
  • 4類感染症
    つつが虫病4例。
  • 5類感染症
    後天性免疫不全症候群1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2013年第1週〜47週)

( )内は今週届出分、再掲

全国第46週の発生動向

定点医療機関あたりの患者報告総数は12.7で、前週比124%と増加した。今週増加した主な疾患は感染性胃腸炎とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は手足口病であった。

感染性胃腸炎の報告数は18,096人(5.7)で前週比140%と増加した。宮崎県(17.0)、熊本県(10.7)、福岡県(10.2)からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約半数を占めた。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は4,278人(1.4)で前週比123%と増加した。山形県(5.6)、北海道・新潟県(各2.8)、山口県(2.5)からの報告が多く、年齢別では4歳から7歳が全体の約半数を占めた。

全数把握対象疾患(全国第46週)

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