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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2013年第49号

第15巻第49号[宮崎県第49週(12/2〜12/8)全国第48週(11/25〜12/1)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県平成25年第49週の発生動向

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)(全数把握対象)の報告が延岡保健所から1例あった。県内での報告は6例目となった。発症は11月中旬。70歳代男性、ダニの刺し口は不明、海外渡航歴もなかった。
定点医療機関からの報告総数は1,088人(定点あたり33.8)で、前週比89%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎と水痘であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【感染性胃腸炎】

  • 報告数は690人(19.2)で前週比87%と減少した。例年同時期の定点あたり平均値*(18.0)の約1.1倍である。高千穂(32.0)、日南(30.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約6割を占めた。

【咽頭結膜熱】

  • 報告数は66人(1.8)で前週比112%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(0.57)の約3.2倍である。都城(4.5)、日南(3.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から5歳が全体の約9割を占めた。
  • * 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

流行警報レベル開始基準値超過疾患

全数把握対象疾患(49週までに届出のあったもの)

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核3例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    重症熱性血小板減少症候群1例、つつが虫病2例。
  • 5類感染症
    報告なし。

全数把握対象疾患累積報告数(2013年第1週〜49週)

( )内は今週届出分、再掲

全国第48週の発生動向

定点医療機関あたりの患者報告総数は18.9で、前週比135%と増加した。今週増加した主な疾患は感染性胃腸炎と水痘で、減少した主な疾患は手足口病であった。

感染性胃腸炎の報告数は32,550人(10.3)で前週比154%と増加した。宮崎県(22.0)、埼玉県(19.4)、富山県(17.3)からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約半数を占めた。

水痘の報告数は5,161人(1.6)で前週比143%と増加した。佐賀県(3.4)、福井県(3.2)、富山県・宮崎県(各3.0)からの報告が多く、年齢別では1歳から5歳が全体の約8割を占めた。

全数把握対象疾患(全国第48週)

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