第15巻第49号[宮崎県第49週(12/2〜12/8)全国第48週(11/25〜12/1)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)(全数把握対象)の報告が延岡保健所から1例あった。県内での報告は6例目となった。発症は11月中旬。70歳代男性、ダニの刺し口は不明、海外渡航歴もなかった。
定点医療機関からの報告総数は1,088人(定点あたり33.8)で、前週比89%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎と水痘であった。
【咽頭結膜熱】


定点医療機関あたりの患者報告総数は18.9で、前週比135%と増加した。今週増加した主な疾患は感染性胃腸炎と水痘で、減少した主な疾患は手足口病であった。
感染性胃腸炎の報告数は32,550人(10.3)で前週比154%と増加した。宮崎県(22.0)、埼玉県(19.4)、富山県(17.3)からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約半数を占めた。
水痘の報告数は5,161人(1.6)で前週比143%と増加した。佐賀県(3.4)、福井県(3.2)、富山県・宮崎県(各3.0)からの報告が多く、年齢別では1歳から5歳が全体の約8割を占めた。