所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2012年第52号、2013年第1号

第14巻第52号[宮崎県平成24年第52週(12/24〜12/30)全国第51週(12/17〜12/23)]
第15巻第1号[宮崎県平成25年第1週(12/31〜1/6)全国平成24年第52週(12/24〜12/30)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県平成24年第52週、平成25年第1週の発生動向

【第52週】

定点医療機関からの報告総数は1,127人(定点あたり32.1)で、前週比76%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザで、減少した主な疾患は感染性胃腸炎であった。

【第1週】

定点医療機関からの報告総数は809人(定点あたり23.7)で、前週比74%と減少した。この減少は年末年始等で医療機関が休診だったためと思われる。
前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザで、減少した主な疾患は感染性胃腸炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】

  • 報告数は152人(2.6)で前週比107%と増加した。日南(9.0)保健所からの報告が多く、年齢別では5歳以下が全体の28%、6〜9歳が17%、10〜14歳が10%、15〜19歳が3%、20歳以上が42%を占めた。

【感染性胃腸炎】

  • 報告数は381人(10.6)で前週比62%と減少した。小林(32.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から2歳が全体の約3割を占めた。1週において、流行警報レベル終息基準値を下回った。

基幹定点からの報告
  • マイコプラズマ肺炎:延岡(1人)保健所から報告された。患者は80歳代。
流行警報レベル開始基準値超過疾患

全数把握対象疾患

【平成24年52週】

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核9例(保健所別;宮崎市6例、延岡2例、日南1例)。
    (病型別;肺結核7例、肺結核及びその他の結核1例、無症状病原体保有者1例)
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    つつが虫病9例(保健所別;宮崎市5例、都城3例、高鍋1例)。
    E型肝炎1例(日南保健所):患者は40歳代で、発熱、全身倦怠感、食欲不振、黄疸、肝機能異常がみられた。
  • 5類感染症
    アメーバ赤痢(宮崎市保健所):患者は60歳代で腸管及び腸管外アメーバ症。右季肋部痛、肝膿瘍、大腸粘膜異常がみられた。
    ジアルジア症(宮崎市保健所):患者は20歳代で海外渡航歴有り。下痢がみられた。

【平成25年1週】

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核1例(延岡保健所)。:患者は90歳代で肺結核及びその他の結核(胸膜炎)。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    報告なし。
全数把握対象疾患累積報告数(2012年第1週〜51週)

( )内は今週届出分、再掲

病原体情報(衛生環境研究所微生物部 平成25年1月6日までに検出)

ノロウイルス検出情報

2件の検査依頼があり、すべてノロウイルスGUであった。

全国の発生動向

【平成24年第51週】

定点医療機関あたりの患者報告総数は28.4で、前週比97%と横ばいであった。今週増加した主な疾患はインフルエンザで、減少した主な疾患は感染性胃腸炎であった。

【平成24年第52週】

定点医療機関あたりの患者報告総数は22.6で、前週比79%と減少した。今週増加した主な疾患はインフルエンザで、減少した主な疾患は感染性胃腸炎とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。

インフルエンザの報告数は16,419人(3.4)で、前週比150%と増加した。群馬県(15.1)、栃木県(10.7)、佐賀県(10.3)からの報告が多く、年齢別では、5歳以下が23%、6〜9歳が15%、10〜14歳が13%、15〜19歳が6%、20歳以上が43%を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は35,664人(11.4)で、前週比67%と減少した。香川県(21.0)、鳥取県(19.7)、高知県(17.4)からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳で全体の約4割を占めた。

全数把握対象疾患(全国第50週)

【第51週(全国)】

【第52週(全国)】

PDFファイルダウンロード


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930