宮崎県感染症発生動向調査2014年第8号
第16巻第8号［宮崎県第8週（2/17〜2/23）全国第7週（2/10〜2/16）］
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県平成26年第8週の発生動向
定点医療機関からの報告総数は2,862人（定点あたり59.7）で、前週比110％と増加した。前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと水痘で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
- 報告数は2,048人（34.7）で前週比109％と増加した。例年同時期の定点あたり平均値＊（16.0）の約2倍である。高鍋（43.3）、延岡（42.9）、都城（42.1）保健所からの報告が多く、年齢別では5歳以下が全体の33％、6〜9歳が28％、10〜14歳が19％、15〜19歳が4％、20歳代〜50歳代が13％、60歳以上が3％を占めた。
＊ 過去5年間の当該週、前週、後週（計15週）の平均値
【感染性胃腸炎】
- 報告数は490人（13.6）で前週比105％と2週続けて増加した。例年同時期の定点あたり平均値＊（14.6）の約9割である。小林（42.0）、日南（24.0）保健所からの報告が多く、年齢別では2歳から6歳が全体の約半数を占めた。
基幹定点からの報告
- 無菌性髄膜炎：都城保健所管内から1人報告された。患者は月齢10ヶ月でNorovirus genogroup unknownが検出された。
流行警報レベル開始基準値超過疾患
全数把握対象疾患
- 1類感染症
報告なし。
- 2類感染症
結核4例。
- 3類感染症
報告なし。
- 4類感染症
Ａ型肝炎1例、つつが虫病1例、レジオネラ症1例。
- 5類感染症
後天性免疫不全症候群1例。
全数把握対象疾患累積報告数（2014年第1週〜8週）
( )内は今週届出分、再掲
病原体情報（衛生環境研究所 微生物部 2014年2月23日までに検出）
ウイルス
細菌
全国第7週の発生動向
定点医療機関あたりの患者報告総数は39.7で、前週比88％と減少した。今週増加した疾患はなかった。減少した主な疾患は感染性胃腸炎とインフルエンザであった。
インフルエンザの報告数は139,162人（28.2）で、前週比92％と減少した。大分県（50.2）、北海道（42.6）、福岡県（40.3）からの報告が多く、年齢別では、5歳以下が全体の27％、6〜9歳が28％、10〜14歳が18％、15〜19歳が3％、20歳代〜50歳代が20％、60歳以上が4％を占めた。
全数把握対象疾患（全国第7週）
インフルエンザ情報《県内第8週、全国第7週（再掲）》
県内第8週インフルエンザ発生動向
平成26年2月17日〜2月23日までの1週間で2,048人（定点あたり34.7）の報告があり、前週の約1.1倍に増加した（図1）。例年同時期の定点あたり平均値（16.0）の約2倍である。保健所別報告数を（図2）、年齢群別報告数の推移を（図3）、年齢群別報告数の割合の推移を（図4）に示す。
全国第7週インフルエンザ発生動向
平成26年2月10日〜2月16日までの1週間で139,162人（定点あたり28.2）の報告があり、前週比92％と減少した。大分県（50.2）、北海道（42.6）、福岡県（40.3）からの報告が多く、年齢別では、5歳以下が全体の27％、6〜9歳が28％、10〜14歳が18％、15〜19歳が3％、20歳代〜50歳代が20％、60歳以上が4％を占めた。
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宮崎県感染症週報2014年第8号（PDFファイル /253KB）
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