
宮崎県感染症発生動向調査2014年第14号
第16巻第14号[宮崎県第14週(3/31〜4/6)全国第13週(3/24〜3/30)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県平成26年第14週の発生動向
- 定点医療機関からの報告総数は1,117人(定点あたり28.8)で、前週比79%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患は手足口病と流行性角結膜炎であった。減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
- 報告数は473人(8.0)で前週比53%と減少し、第14週において、流行警報レベル終息基準値(10.0)を下回った。例年同時期の定点あたり平均値*(9.8)の約8割である。中央(21.0)、小林(17.6)、日南(16.2)保健所からの報告が多く、年齢別では5歳以下が全体の32%、6〜9歳が22%、10〜14歳が17%、15〜19歳が3%、20歳代〜50歳代が22%、60歳以上が4%を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【感染性胃腸炎】
- 報告数は400人(11.11)で前週比93%と減少した。例年同時期の定点あたり平均値*(13.9)の約8割である。小林(19.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から3歳が全体の約4割を占めた。

流行警報レベル開始基準値超過疾患
全数把握対象疾患(14週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症
報告なし。
- 2類感染症
結核5例。
- 3類感染症
腸管出血性大腸菌1例。
- 4類感染症
報告なし。
- 5類感染症
梅毒1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2014年第1週〜14週)

( )内は今週届出分、再掲
病原体情報(衛生環境研究所微生物部 平成26年4月6日までに検出)
細菌
ウイルス
全国第13週の発生動向
定点医療機関あたりの患者報告総数は23.1で、前週比78%と減少した。今週増加した主な疾患は水痘であった。減少した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。
インフルエンザの報告数は59,954人(12.1)で、前週比65%と減少した。福井県(27.2)、岩手県(22.1)、山形県(20.1)からの報告が多く、年齢別では、5歳以下が全体の27%、6〜9歳が24%、10〜14歳が16%、15〜19歳が4%、20歳代〜50歳代が23%、60歳以上が6%を占めた。
全数把握対象疾患(全国第13週)
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