第16巻第17号[宮崎県第17週(4/21〜4/27)全国第16週(4/14〜4/20)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
【感染性胃腸炎】
- 報告数は659人(18.3)で前週比100%と横ばいであった。例年同時期の定点あたり平均値*(12.9)の約1.4倍である。小林(29.3)、延岡(28.8)、高千穂(27.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から3歳が全体の約4割を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値
【咽頭結膜熱】
- 報告数は69人(1.9)で前週比153%と増加し、例年同時期の定点あたり平均値*(0.67)の約2.9倍であった。中央(11.0)、日南(5.7)、高鍋(3.0)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から4歳が全体の約8割を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

定点医療機関あたりの患者報告総数は18.4で、前週比122%と増加した。今週増加した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。大きく減少した疾患はなかった。
インフルエンザの報告数は22,955人(4.7)で、前週比111%と増加した。山梨県(11.4)、岩手県(11.1)、山形県(10.9)からの報告が多く、年齢別では、5歳以下が全体の26%、6〜9歳が25%、10〜14歳が17%、15〜19歳が6%、20歳代〜50歳代が21%、60歳以上が5%を占めた。
感染性胃腸炎の報告数は23,986人(7.6)で、前週比132%と増加した。宮崎県(18.2)、大分県(16.3)、岡山県(14.3)からの報告が多く、年齢別では1歳〜3歳が約4割を占めた。