• 風しん（全数把握対象）の報告が1例あった（2013年52週以来の報告）。宮崎市保健所からの報告で、患者は30歳代男性、ワクチン接種歴は不明であった。
• 定点医療機関からの報告総数は771人（定点あたり21.8）で、前週比76％と減少した。前週に比べ増加した主な疾患は水痘であった。減少した主な疾患は咽頭結膜熱と感染性胃腸炎であった。

【咽頭結膜熱】

• 報告数は35人（0.97）で前週比56％と減少した。例年同時期の定点あたり平均値＊（0.72）の約1.3倍であった。中央（5.0）保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から4歳が全体の約8割を占めた。

＊　過去5年間の当該週、前週、後週（計15週）の平均値

【感染性胃腸炎】

• 報告数は455人（12.6）で前週比83％と減少した。例年同時期の定点あたり平均値＊（10.3）の約1.2倍である。延岡(27.8)、日南（21.3）保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約6割を占めた。

＊　過去5年間の当該週、前週、後週（計15週）の平均値

【水痘】

• 報告数は71人（2.0）で前週比125％と増加した。例年同時期の定点あたり平均値＊（3.3）の約6割である。年齢別では1歳から4歳が全体の約8割を占めた。

＊　過去5年間の当該週、前週、後週（計15週）の平均値

• 感染性胃腸炎（ロタウイルス）：都城保健所管内から2人、高鍋保健所管内から1人報告された。患者は1歳が2名、3歳が1名であった。いずれも群別不明。

• 1類感染症
  報告なし。
• 2類感染症
  結核1例。
• 3類感染症
  報告なし。
• 4類感染症
  報告なし。
• 5類感染症
  風しん1例。

(　)内は今週届出分、再掲

定点医療機関あたりの患者報告総数は16.2で、前週比84％と減少した。今週増加した主な疾患は水痘であった。減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。

水痘の報告数は3,224人(1.0）で、前週比113％と増加した。福井県（2.5）、沖縄県（2.2）、新潟県(2.0)からの報告が多く、年齢別では1〜5歳が全体の約8割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は22,342人(7.2)で、前週比84％と減少した。福井県(16.4)、宮崎県(15.6)、大分県（14.0）からの報告が多く、年齢別では1〜4歳が全体の約半数を占めた。

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宮崎県感染症週報2014年第19号（PDFファイル /542KB）

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