第16巻第23号[宮崎県第23週(6/2〜6/8)全国第22週(5/26〜6/1)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
【咽頭結膜熱】
- 報告数は55人(1.5)で前週比106%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(0.8)の約1.8倍であった。日南(5.7)、中央(5.0)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月から2歳が全体の約半数を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

定点医療機関あたりの患者報告総数は前週比98%と横ばいであった。今週増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。
手足口病の報告数は1,047人(0.33)で、前週比132%と増加した。宮崎県(3.5)、大分県(2.9)、熊本県(2.1)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約半数を占めた。
ヘルパンギーナの報告数は1,137人(0.36)で、前週比144%と増加した。熊本県(3.3)、山口県(1.5)、佐賀県・大分県(各1.4)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約6割を占めた。