第16巻第24号[宮崎県第24週(6/9〜6/15)全国第23週(6/2〜6/8)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
【手足口病】
- 報告数は153人(4.3)で前週比134%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(2.8)の約1.5倍であった。日南(9.7)、宮崎市(5.6)、延岡(5.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から2歳が全体の約6割を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

定点医療機関あたりの患者報告総数は前週比89%と減少した。今週増加した主な疾患は咽頭結膜熱とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。
咽頭結膜熱の報告数は2,663人(0.85)で、前週比113%と増加した。福井県(2.8)、富山県(2.0)、鹿児島県(1.8)からの報告が多く、年齢別では1〜3歳が全体の約6割を占めた。
ヘルパンギーナの報告数は1,525人(0.48)で、前週比133%と増加した。熊本県(3.3)、山口県(2.3)、大分県(1.8)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約半数を占めた。