第16巻第28号[宮崎県第28週(7/7〜7/13)全国第27週(6/30〜7/6)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
【手足口病】
- 報告数は142人(3.9)で前週比126%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(5.3)の約0.7倍であった。日南(10.3)、小林(7.3)、延岡(5.5)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から2歳が全体の約6割を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

定点医療機関あたりの患者報告総数は前週比101%と横ばいであった。今週増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎であった。
手足口病の報告数は2,460人(0.78)で、前週比118%と増加した。大分県(4.9)、宮崎県(3.1)、福岡県(3.1)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約半数を占めた。
ヘルパンギーナの報告数は8,010人(2.5)で、前週比146%と増加した。鳥取県(7.2)、宮崎県(5.3)、奈良県・大阪府(各5.0)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約半数を占めた。