第16巻第29号[宮崎県第29週(7/14〜7/20)全国第28週(7/7〜7/13)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
【咽頭結膜熱】
- 報告数は36人(1.0)で前週比157%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(0.82)の約1.2倍であった。高千穂(3.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約6割を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値


定点医療機関あたりの患者報告総数は前週比105%とやや増加した。今週増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎であった。
手足口病の報告数は3,026人(0.96)で、前週比123%と増加した。福岡県・宮崎県(各3.9)、大分県(3.4)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約半数を占めた。
ヘルパンギーナの報告数は11,758人(3.7)で、前週比147%と増加した。鳥取県(8.0)、東京都(7.1)、大阪府(7.0)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約半数を占めた。