第16巻第30号[宮崎県第30週(7/21〜7/27)全国第29週(7/14〜7/20)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
【手足口病】
- 報告数は88人(2.4)で前週比79%と減少した。例年同時期の定点あたり平均値*(5.0)の約0.5倍であった。小林(6.3)、日南(5.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から3 歳が全体の約7割を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

定点医療機関あたりの患者報告総数は前週比104%とやや増加した。今週増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎であった。
手足口病の報告数は3,914人(1.2)で、前週比129%と増加した。福岡県(5.0)、大分県(4.1)、石川県(3.9)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約半数を占めた。
ヘルパンギーナの報告数は15,547人(4.9)で、前週比132%と増加した。東京都(9.9)、山梨県(8.6)、大阪府(8.4)からの報告が多く、年齢別では1〜3歳が全体の約6割を占めた。