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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2014年第36号

第16巻第36号[宮崎県第36週(9/1〜9/7)全国第35週(8/25〜8/31)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛 生環境研究所

宮崎県第36週の発生動向

全数報告の感染症(36週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核7例。
  • 3類感染症
    腸管出血性大腸菌感染症1例。
  • 4類感染症
    レジオネラ症1例。
  • 5類感染症
    梅毒1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2014年第1週〜36週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

  • 定点医療機関からの報告総数は645人(定点あたり20.2)で、前週比114%と増加した。前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症と手足口病で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告

【RSウイルス感染症】

  • 報告数は80人(2.2)で、前週比333%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(3.4)の約0.7倍であった。日向(10.8)保健所からの報告数が多く、年齢別では1歳が全体の約半数を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【手足口病】

  • 報告数は85人(2.4)で、前週比121%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(3.1)の約0.8倍であった。延岡(6.5)及び小林(5.7)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から2歳が全体の約6割を占めた。

流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

基幹定点からの報告
  • 無菌性髄膜炎:都城保健所管内から1例、延岡保健所管内から1例報告された。患者はいずれも0歳で、病原体はRSウイルスが1例、不明が1例であった。

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 平成26年9月8日までに検出)

細菌

ウイルス

全国第35週の発生動向

全数報告の感染症(全国第35週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関あたりの患者報告総数は前週比100%と横ばいであった。今週増加した主な疾患はRSウイルス感染症と手足口病で、減少した主な疾患は水痘と伝染性紅斑であった。

RSウイルス感染症の報告数は1,234人(0.39)で、前週比170%と増加した。佐賀県(2.1)、福岡県(1.6)、鹿児島県・沖縄県(各1.2)からの報告が多く、年齢別では6ヶ月〜1歳が全体の約7割を占めた。

手足口病の報告数は3,244人(1.0)で、前週比120%と増加した。石川県(4.6)、佐賀県(3.7)、山口県・福岡県(各2.8)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約半数を占めた。

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