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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2014年第37号

第16巻第37号[宮崎県第37週(9/8〜9/14)全国第36週(9/1〜9/7)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛 生環境研究所

宮崎県第37週の発生動向

全数報告の感染症(37週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核7例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    日本紅斑熱1例。
  • 5類感染症
    後天性免疫不全症候群1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2014年第1週〜37週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

  • 定点医療機関からの報告総数は676人(定点あたり19.8)で、前週比98%とほぼ横ばいであった。前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症と水痘で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告

【RSウイルス感染症】

  • 報告数は148人(4.1)で、前週比185%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(3.5)の約1.2倍であった。日向(14.0)保健所からの報告数が多く、年齢別では1歳が全体の約半数を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【手足口病】

  • 報告数は98人(2.7)で、前週比115%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値*(2.7)と同程度であった。小林(10.3)、日南(8.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から3歳が全体の約7割を占めた。

流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

基幹定点からの報告
  • 無菌性髄膜炎:都城保健所管内から1例報告された。患者は1歳で、病原体はRSウイルス。

全国第36週の発生動向

全数報告の感染症(全国第36週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関あたりの患者報告総数は前週比103%とほぼ横ばいであった。今週増加した主な疾患はRSウイルス感染症と伝染性紅斑で、減少した主な疾患は百日咳とヘルパンギーナであった。

RSウイルス感染症の報告数は2,156人(0.69)で、前週比177%と増加した。佐賀県(2.8)、福岡県(2.5)、長崎県(2.3)からの報告が多く、年齢別では6ヶ月〜1歳が全体の約6割を占めた。

ヘルパンギーナの報告数は6,252人(2.0)で、前週比88%と減少した。新潟県(7.4)、福島県(7.1)、宮城県(6.1)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約半数を占めた。

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