第16巻51号[宮崎県第51週(12/15〜12/21)全国第50週(12/8〜12/14)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛
生環境研究所
感染性胃腸炎(定点把握対象):県内の定点当たり報告数が24.1と流行警報レベル(20.0)を超えました。例年より流行のピークが遅く、年末年始注意が必要です。詳細後述。
【インフルエンザ】
- 報告数は305人(5.2)で、前週比188%と大幅に増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.3)の約3.9倍であった。年齢別では5歳未満が全体の11%、5-9歳が23%、10-14歳が36%、15-19歳が8%、20-59歳が18%、60歳以上が4%を占めた。
* 過去4年間の当該週、前週、後週(計12週)の平均値

【感染性胃腸炎】

定点医療機関あたりの患者報告総数は前週比125%と増加した。今週増加した疾患はインフルエンザとRSウイルス感染症で、減少した主な疾患はヘルパンギーナであった。
インフルエンザの報告数は36,455人(7.4)で、前週比211%と増加した。埼玉県(18.8)、岩手県(15.8)、北海道(14.3)からの報告が多く、年齢別では5歳未満が全体の約13%、5〜9歳が34%、10〜14歳が30%、15〜19歳が4%、20〜59歳が16%、60歳以上が3%を占めた。
RSウイルス感染症の報告数は8,180人(2.6)で、前週比119%と増加した。徳島県(7.9)、福島県(7.0)、宮城県(4.8)からの報告が多く、年齢別では6ヶ月〜1歳が全体の約半数を占めた。