所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2015年第4号

第17巻4号[宮崎県第4週(1/19〜1/25)全国第3週(1/12〜1/18)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛 生環境研究所

宮崎県2015年第4週の発生動向

全数報告の感染症(4週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核6例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    破傷風1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2015年第1週〜4週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

  • 定点医療機関からの報告総数は5,653人(定点あたり104.0)で、前週比89%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症と水痘で、減少した疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】

  • 報告数は5,077人(86.1)で、前週比86%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(42.2)の約2.0倍であった。延岡(126.7)、都城(113.2)、小林(93.4)保健所からの報告が多く、年齢別では5歳未満が全体の23%、5-9歳が31%、10-14歳が19%、15-19歳が4%、20-59歳が16%、60歳以上が7%を占めた。

* 過去4年間の当該週、前週、後週(計12週)の平均値

【感染性胃腸炎】

  • 報告数は353人(9.8)で前週比88%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(17.2)の約0.6倍であった。小林(23.0)、日南(21.7)保健所からの報告が多く、年齢別割合の推移をグラフに示す。
  • * 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 平成27年1月26日までに検出)

細菌

ウイルス

全国第3週の発生動向

全数報告の感染症(全国第3週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関あたりの患者報告総数は前週比103%とほぼ横ばいであった。今週増加した主な疾患はインフルエンザで、減少した主な疾患は感染性胃腸炎と水痘であった。

インフルエンザの報告数は183,087人(37.0)で、前週比111%と増加した。宮崎県(99.6)、沖縄県(84.8)、熊本県(73.6)からの報告が多く、年齢別では5歳未満が全体の約20%、5〜9歳が27%、10〜14歳が16%、15〜19歳が5%、20〜59歳が24%、60歳以上が8%を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は23,339人(7.4)で、前週比90%と減少した。福井県(12.0)、宮崎県(11.1)、熊本県(10.6)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約3割を占めた。

インフルエンザ情報《県内第4週、全国第3週(再掲)

県内第4週インフルエンザ発生動向
2015年1月19日〜1月25日までの1週間で5,077人(定点あたり86.1)の報告があり、前週の約0.9倍に減少した(図1)。例年同時期の定点あたり平均値(42.2)の約2.0倍であった。保健所別報告数を(図2)、年齢群別報告数の割合の推移を(図3)に示す。

全国第3週インフルエンザ発生動向

2015年1月12日〜1月18日までの1週間で183,087人(37.0)の報告があり前週比111%と増加した。宮崎県(99.6)、沖縄県(84.8)、熊本県(73.6)からの報告が多く、32県で流行警報レベル開始基準値(30.0)を超えている。年齢別では、5歳未満が全体の20%、5〜9歳が27%、10〜14歳が16%、15〜19歳が5%、20歳代〜50歳代が24%、60歳以上が8%を占めた。

PDFファイルダウンロード


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930