宮崎県感染症発生動向調査2015年第8号
第17巻8号［宮崎県第8週（2/16〜2/22）全国第7週（2/9〜2/15）］
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛
生環境研究所
宮崎県2015年第8週の発生動向
全数報告の感染症（8週までに新たに届出のあったもの）
- 1類感染症
報告なし。
- 2類感染症
結核9例。
- 3類感染症
腸管出血性大腸菌感染症1例。
- 4類感染症
マラリア1例。
- 5類感染症
報告なし。
全数把握対象疾患累積報告数（2015年第1週〜8週）
( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
- 定点医療機関からの報告総数は1,201人（定点当たり28.2）で、前週比92％と減少した。前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はインフルエンザとＲＳウイルス感染症であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
- 報告数は592人（10.0）で、前週比69％と減少した。例年同時期の定点当たり平均値＊(23.9)の約0.4倍であった。小林(23.6)、中央(21.5)保健所からの報告が多く、年齢別では5歳未満が全体の29％、5-9歳が26％、10-14歳が16％、15-19歳が4％、20-59歳が17％、60歳以上が8％を占めた。
＊ 過去4年間の当該週、前週、後週（計12週）の平均値
流行警報・注意報レベル基準値超過疾患
病原体検出情報（衛生環境研究所微生物部 平成27年2月23日までに検出）
細菌
ウイルス
全国第7週の発生動向
全数報告の感染症（全国第7週）
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比77％と減少した。今週増加した疾患は流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患はインフルエンザとＲＳウイルス感染症であった。
インフルエンザの報告数は60,030人(12.15)で、前週比64％と減少した。福井県(23.4)、新潟県(21.6)、大分県(20.6)からの報告が多く、年齢別では5歳未満が全体の約20％、5〜9歳が30％、10〜14歳が19％、15〜19歳が4％、20〜59歳が20％、60歳以上が7％を占めた。
ＲＳウイルス感染症の報告数は1,586人(0.5)で、前週比83％と減少した。宮崎県(2.9)、福岡県(1.3)、愛媛県(1.2)からの報告が多く、年齢別では6ヶ月〜１歳が全体の約６割を占めた。
インフルエンザ情報《県内第8週、全国第7週（再掲）》
県内第8週インフルエンザ発生動向
2015年2月16日〜2月22日までの1週間で592人（定点当たり10.0）の報告があり、前週の約0.7倍に減少した（図1）。例年同時期の定点当たり平均値（23.9）の約0.4倍であった。保健所別報告数を（図2）、年齢群別報告数の割合の推移を（図3）に示す。
全国第7週インフルエンザ発生動向
2015年2月9日〜2月15日までの1週間で60,030人（12.2）の報告があり前週比64％と減少した。福井県(23.4)、新潟県(21.6)、大分県(20.6)からの報告が多く、全47都道府県で前週より減少がみられた。年齢別では5歳未満が全体の約20％、5〜9歳が30％、10〜14歳が19％、15〜19歳が4％、20〜59歳が20％、60歳以上が7％を占めた。
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宮崎県感染症週報2015年第8号（PDFファイル /886MB）
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