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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2015年第9号

第17巻9号[宮崎県第9週(2/23〜3/1)全国第8週(2/16〜2/22)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛 生環境研究所

宮崎県2015年第9週の発生動向

トピックス

インフルエンザ(定点報告対象疾患):インフルエンザの定点当たり報告数が7.4と前週の約0.7倍に減少し、今シーズン流行期に入って初めて流行警報レベル終息基準値(10.0)を下回りました。詳細後述。

全数報告の感染症(9週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核5例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    劇症型溶血性レンサ球菌感染症2例、後天性免疫不全症候群1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2015年第1週〜9週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

  • 定点医療機関からの報告総数は1,061人(定点当たり26.0)で、前週比92%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症で、減少した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】

  • 報告数は435人(7.4)で、前週比73%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(16.4)の約0.5倍であった。小林(28.2)、日南(20.4)保健所からの報告が多く、年齢群別では5歳未満が全体の23%、5-9歳が26%、10-14歳が19%、15-19歳が4%、20-59歳が22%、60歳以上が6%を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【RSウイルス感染症】

  • 報告数は112人(3.1)で、前週比135%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.4)の約2.3倍であった。延岡(14.5)保健所からの報告が多く、年齢別割合はグラフに示す。
  • * 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

基幹定点からの報告
  • 感染性胃腸炎(ロタウイルス):日向保健所管内で1例報告された。 1〜4歳で、原因病原体はロタウイルス群別不明。

全国第8週の発生動向

全数報告の感染症(全国第8週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比90%と減少した。今週増加した疾患はA群溶血性レンサ球菌感染症と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はインフルエンザとRSウイルス感染症であった。

インフルエンザの報告数は40,817人(8.3)で、前週比68%と減少した。福井県(19.7)、高知県(17.2)、沖縄県(14.5)からの報告が多く、年齢別では5歳未満が全体の約20%、5〜9歳が29%、10〜14歳が18%、15〜19歳が4%、20〜59歳が21%、60歳以上が8%を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は23,744人(7.5)で、前週比112%と増加した。大分県(12.1)、宮城県(11.9)、福井県(11.6)からの報告が多く、年齢別では1〜4歳が全体の約4割を占めた。

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