所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2015年第10号

第17巻10号[宮崎県第10週(3/2〜3/8)全国第9週(2/23〜3/1)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛 生環境研究所

宮崎県2015年第10週の発生動向

全数報告の感染症(10週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核2例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    報告なし。

全数把握対象疾患累積報告数(2015年第1週〜10週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

  • 定点医療機関からの報告総数は1,105人(定点当たり29.5)で、前週比114%と増加した。前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】

  • 報告数は330人(5.6)で、前週比76%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(14.1)の約0.4倍であった。小林(18.8)、日南(12.6)保健所からの報告が多く、年齢群別では5歳未満が全体の19%、5-9歳が27%、10-14歳が21%、15-19歳が3%、20-59歳が21%、60歳以上が9%を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【RSウイルス感染症】

  • 報告数は140人(3.9)で、前週比125%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.3)の約3.1倍であった。延岡(19.0)保健所からの報告が多く、年齢別割合をグラフに示す。
  • * 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

基幹定点からの報告
  • 無菌性髄膜炎:都城保健所管内で1例報告された。0歳で原因病原体はRSウイルス。
  • 感染性胃腸炎(ロタウイルス):高鍋保健所管内で1例、日向保健所管内で2例報告された。いずれも1〜4歳で、原因病原体はロタウイルス群別不明。

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 平成27年3月9日までに検出)

細菌

ウイルス

全国第9週の発生動向

全数報告の感染症(全国第9週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比91%と減少した。今週増加した疾患はA群溶血性レンサ球菌感染症と手足口病で、減少した主な疾患はインフルエンザと水痘であった。

インフルエンザの報告数は29,059人(5.9)で、前週比71%と減少した。高知県(14.2)、福井県(10.8)、新潟県(10.4)からの報告が多く、年齢別では5歳未満が全体の約19%、5〜9歳が30%、10〜14歳が18%、15〜19歳が4%、20〜59歳が21%、60歳以上が8%を占めた。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は9,475(3.0)で、前週比105%と増加した。鳥取県(7.3)、石川県(6.5)、山形県(5.7)からの報告が多く、年齢別では4〜6歳が全体の約4割を占めた。

PDFファイルダウンロード


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930