第17巻10号[宮崎県第10週(3/2〜3/8)全国第9週(2/23〜3/1)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛
生環境研究所
【インフルエンザ】
- 報告数は330人(5.6)で、前週比76%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(14.1)の約0.4倍であった。小林(18.8)、日南(12.6)保健所からの報告が多く、年齢群別では5歳未満が全体の19%、5-9歳が27%、10-14歳が21%、15-19歳が3%、20-59歳が21%、60歳以上が9%を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値


定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比91%と減少した。今週増加した疾患はA群溶血性レンサ球菌感染症と手足口病で、減少した主な疾患はインフルエンザと水痘であった。
インフルエンザの報告数は29,059人(5.9)で、前週比71%と減少した。高知県(14.2)、福井県(10.8)、新潟県(10.4)からの報告が多く、年齢別では5歳未満が全体の約19%、5〜9歳が30%、10〜14歳が18%、15〜19歳が4%、20〜59歳が21%、60歳以上が8%を占めた。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は9,475(3.0)で、前週比105%と増加した。鳥取県(7.3)、石川県(6.5)、山形県(5.7)からの報告が多く、年齢別では4〜6歳が全体の約4割を占めた。