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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2015年第12号

第17巻12号[宮崎県第12週(3/16〜3/22)全国第11週(3/9〜3/15)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛 生環境研究所

宮崎県2015年第12週の発生動向

全数報告の感染症(12週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核5例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    A型肝炎1例。
  • 5類感染症
    報告なし。

全数把握対象疾患累積報告数(2015年第1週〜12週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

  • 定点医療機関からの報告総数は939人(定点当たり24.8)で、前週比99%とほぼ横ばいであった。前週に比べ増加した疾患はインフルエンザと手足口病であった。減少した主な疾患はRSウイルス感染症と感染性胃腸炎であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】

  • 報告数は318人(5.4)で、前週比107%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(12.5)の約0.4倍であった。日南(12.2)保健所からの報告が多く、年齢群別では5歳未満が全体の22%、5-9歳が31%、10-14歳が21%、15-19歳が5%、20-59歳が16%、60歳以上が5%を占めた。

【RSウイルス感染症】

  • 報告数は85人(2.4)で、前週比70%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.9)の約2.6倍であった。延岡(14.0)保健所からの報告が多く、年齢別割合をグラフに示す。
  • * 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

基幹定点からの報告
  • 無菌性髄膜炎:都城保健所管内で1例報告された。0歳で原因病原体はRSウイルス。
  • 感染性胃腸炎(ロタウイルス):高鍋保健所管内で1例報告された。5歳で、原因病原体の群別不明。

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 平成27年3月23日までに検出)

細菌

ウイルス

全国第11週の発生動向

全数報告の感染症(全国第11週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比99%とほぼ横ばいであった。今週増加した疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はインフルエンザとRSウイルス感染症であった。

インフルエンザの報告数は19,664人(4.0)で、前週比92%と減少した。高知県(10.9)、大分県(8.1)、福井県(7.9)からの報告が多く、年齢別では5歳未満が全体の約17%、5〜9歳が32%、10〜14歳が20%、15〜19歳が4%、20〜59歳が20%、60歳以上が7%を占めた。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は9,807人(3.1)で、前週比100%と横ばいであった。山形県(6.6)、石川県(6.5)、鳥取県(6.3)からの報告が多く、年齢別では4〜6歳が全体の約4割を占めた。

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