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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2015年第13号

第17巻13号[宮崎県第13週(3/23〜3/29)全国第12週(3/16〜3/22)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛 生環境研究所

宮崎県2015年第13週の発生動向

全数報告の感染症(13週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核1例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    後天性免疫不全症候群1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2015年第1週〜13週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

  • 定点医療機関からの報告総数は802人(定点当たり22.2)で、前週比90%と減少した。前週に比べ増加した疾患は咽頭結膜熱であった。減少した主な疾患はインフルエンザとRSウイルス感染症であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】

  • 報告数は202人(3.4)で、前週比64%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(11.2)の約0.3倍であった。いずれの保健所でも流行警報レベル終息基準値(10.0)を下回った。年齢群別では5歳未満が全体の17%、5-9歳が42%、10-14歳が19%、15-19歳が1%、20-59歳が16%、60歳以上が5%を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【RSウイルス感染症】

  • 報告数は60人(1.7)で、前週比71%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.72)の約2.3倍であった。延岡(9.0)保健所からの報告が多く、年齢別割合をグラフに示す。
  • * 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【咽頭結膜熱】

  • 報告数は39人(1.1)で、前週比126%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.59)の約1.8倍であった。日南(4.0)保健所からの報告が多く、年齢別割合をグラフに示す。
  • * 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

基幹定点からの報告
  • 無菌性髄膜炎:小林保健所管内で1例報告された。10歳代で原因病原体不明。
  • 感染性胃腸炎(ロタウイルス):高鍋及び日向保健所管内で1例ずつ報告された。0歳と1〜4歳で、いずれも原因病原体の群別不明。

全国第12週の発生動向

全数報告の感染症(全国第12週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比93%と減少した。今週増加した主な疾患は伝染性紅斑で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症と感染性胃腸炎であった。

インフルエンザの報告数は18,972人(3.9)で、前週比96%とほぼ横ばいであった。高知県(11.3)、大分県(7.8)、沖縄県(7.2)からの報告が多く、年齢別では5歳未満が全体の約15%、5〜9歳が31%、10〜14歳が21%、15〜19歳が4%、20〜59歳が22%、60歳以上が7%を占めた。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は9,228人(2.9)で、前週比94%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(1.8)の約1.6倍であった。石川県(7.1)、鳥取県(6.5)、山形県(6.1)からの報告が多く、年齢別では4〜6歳が全体の約4割を占めた。

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