第17巻13号[宮崎県第13週(3/23〜3/29)全国第12週(3/16〜3/22)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛
生環境研究所
【インフルエンザ】
- 報告数は202人(3.4)で、前週比64%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(11.2)の約0.3倍であった。いずれの保健所でも流行警報レベル終息基準値(10.0)を下回った。年齢群別では5歳未満が全体の17%、5-9歳が42%、10-14歳が19%、15-19歳が1%、20-59歳が16%、60歳以上が5%を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比93%と減少した。今週増加した主な疾患は伝染性紅斑で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症と感染性胃腸炎であった。
インフルエンザの報告数は18,972人(3.9)で、前週比96%とほぼ横ばいであった。高知県(11.3)、大分県(7.8)、沖縄県(7.2)からの報告が多く、年齢別では5歳未満が全体の約15%、5〜9歳が31%、10〜14歳が21%、15〜19歳が4%、20〜59歳が22%、60歳以上が7%を占めた。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は9,228人(2.9)で、前週比94%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(1.8)の約1.6倍であった。石川県(7.1)、鳥取県(6.5)、山形県(6.1)からの報告が多く、年齢別では4〜6歳が全体の約4割を占めた。