第17巻14号[宮崎県第14週(3/30〜4/5)全国第13週(3/23〜3/29)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛
生環境研究所
【感染性胃腸炎】
- 報告数は329人(9.1)で、前週比96%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(13.6)の約0.7倍であった。中央(31.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳が全体の約半数を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比90%と減少した。今週増加した主な疾患は手足口病と流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は8,459人(2.7)で、前週比91%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(1.6)の約1.7倍であった。鳥取県(8.2)、石川県(6.1)、福井県(5.2)からの報告が多く、年齢別では4〜6歳が全体の約4割を占めた。
感染性胃腸炎(病原体がロタウイルスのものに限る)の報告数は232人(0.49)で、前週比98%とほぼ横ばいであった。群馬県(2.4)、石川県(2.0)、青森県(1.5)からの報告が多く、年齢別では1〜4歳が全体の約8割を占めた。