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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2015年第17号

第17巻17号[宮崎県第17週(4/20〜4/26)全国第16週(4/13〜4/19)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛 生環境研究所

宮崎県2015年第17週の発生動向

全数報告の感染症(17週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核3例。
  • 3類感染症
    腸管出血性大腸菌感染症1例。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    報告なし。

全数把握対象疾患累積報告数(2015年第1週〜17週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

  • 定点医療機関からの報告総数は883人(定点当たり25.1)で、前週比95%とやや減少した。前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと咽頭結膜熱であった。減少した主な疾患はRSウイルス感染症と感染性胃腸炎と手足口病であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】

  • 報告数は177人(3.0)で、前週比114%と2週連続で増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(6.5)の約0.5倍であった。日南(11.0)保健所からの報告が多く、再び流行注意報レベルを超えた。保健所別及び年齢群別割合の推移はグラフ参照。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【咽頭結膜熱】

  • 報告数は57人(1.6)で、前週比158%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.90)の約1.8倍であった。日南(6.0)、日向(3.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約半数を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【手足口病】

  • 報告数は37人(1.0)で、前週比58%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.95)の約1.1倍であった。小林(5.0)保健所からの報告が多く、年齢別推移はグラフ参照。

流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国第16週の発生動向

全数報告の感染症(全国第16週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比120%と増加した。今週増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と手足口病と伝染性紅斑で、減少した主な疾患は水痘であった。

手足口病の報告数は2,439人(0.77)で、前週比143%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.30)の約2.5倍であった。島根県(5.2)、佐賀県(2.7)、熊本県(2.5)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約6割を占めた。

伝染性紅斑の報告数は2,302人(0.73)で、前週比162%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.27)の約2.7倍であった。滋賀県(1.7)、東京都・石川県(各1.5)からの報告が多く、年齢別では4〜7歳が全体の約6割を占めた。

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