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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2015年第27号

第17巻27号[宮崎県第27週(6/29〜7/5)全国第26週(6/22〜6/28)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県2015年第27週の発生動向

全数報告の感染症(27週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核3例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    ウイルス性肝炎1例、梅毒1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2015年第1週〜27週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は1,026人(定点当たり32.3)で、前週比118%と増加した。前週に比べ増加した主な疾患は水痘と手足口病で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【手足口病】
・報告数は306人(8.5)で、前週比151%と増加した。流行警報レベル開始基準値を3週連続で超過した。例年同時期の定点当たり平均値※※(6.0)の約1.4倍と多い。中央(28.0)、小林(16.0)、延岡(11.8)保健所からの報告が多く、年齢別は1〜2歳が全体の約6割を占めた。

流行警報レベル開始基準値:過去5年間の流行状況(全国の定点を有する保健所数×5年間×52週)の中で、一連の警報発生の起こる確率が1%程度になるよう に定めたもの。(IDSCより)
※※宮崎県の過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【ヘルパンギーナ】
・報告数は171人(4.8)で、前週比97%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値※※(6.2)の約0.8倍であった。日南(12.3)、中央(8.0)、延岡(7.8)保健所からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約6割を占めた。

流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

基幹定点からの報告
○感染性胃腸炎(ロタウイルス):高鍋保健所管内で1例報告された。0〜4歳で、病原体の群別不明。

全国第26週の発生動向

全数報告の感染症(全国第26週)
定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比106%とやや増加した。前週と比較して増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患は咽頭結膜熱と感染性胃腸炎であった。

手足口病の報告数は14,379人(4.6)で前週比131%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値(3.0)の約1.5倍と多い。徳島県(16.1)、香川県(14.3)、京都府(11.2)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約半数を占めた。

ヘルパンギーナの報告数は4,685人(1.5)で前週比135%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値(2.4)の約0.6倍と少ない。愛媛県(6.4)、三重県(6.2)、福岡県(5.9)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約半数を占めた。

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