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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2015年第35号

第17巻35号[宮崎県第35週(8/24〜8/30)全国第34週(8/17〜8/23)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県2015年第35週の発生動向

全数報告の感染症(35週までに新たに届出のあったもの)
  • 1〜5類感染症:報告なし。
全数把握対象疾患累積報告数(2015年第1週〜35週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数876人(定点当たり27.8)で、前週比100%と横ばいであった。前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【RSウイルス感染症】
・報告数は103人(2.9)で、前週比143%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値(2.6)の約1.1倍であった。年齢別では1歳が全体の半数を占めた。

過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値。

【手足口病】
・報告数は285人(7.9)で、前週比77%と減少した。流行警報レベル(5.0)を超過している。例年同時期の定点当たり平均値*(3.2)の約2.5倍と多い。日南(11.3)、宮崎市(9.4)、延岡(9.3)保健所からの報告が多く、年齢別は1〜2歳が全体の約6割を占めた。

【感染性胃腸炎】
・報告数は265人(7.4)で、前週比120%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.5)の約1.3倍と多い。中央(21.0)保健所からの報告が多く、年齢別は3歳以下が全体の約6割を占めた。

基幹定点からの報告

○無菌性髄膜炎:都城保健所管内で1例報告があった。1〜4歳で、鼻腔粘液からRSウイルスが検出された。

流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国第34週の発生動向

全数報告の感染症(全国第34週)
定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比109%と増加した。前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はヘルパンギーナであった。

手足口病の報告数は17,494人(5.6)で前週比96%とほぼ横ばいで、例年同時期の定点当たり平均値(2.3)の約2.4倍と多い。新潟県(16.4)、長野県(14.5)、青森県(13.1)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約半数を占めた。

ヘルパンギーナの報告数は4,548人(1.5)で前週比86%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値(1.7)の約0.9倍であった。山形県(4.5)、長野県(3.8)、宮城県(3.0)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約半数を占めた。

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