• 1類感染症：報告なし。
• 2類感染症：結核6例。
• 3類感染症：腸管出血性大腸菌感染症1例。
• 4類感染症：レジオネラ症1例、レプトスピラ症1例。
• 5類感染症：報告なし。

（　）内は今週届出分、再掲

・定点医療機関からの報告総数775人（定点当たり24.1）で、前週比94％と減少した。前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症で、減少した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【RSウイルス感染症】
・報告数は125人（3.5）で、前週比133％と増加した。例年同時期の定点当たり平均値^※(3.9)の約0.9倍であった。年齢別では1歳が全体の約半数を占めた。

^※過去5年間の当該週、前週、後週（計15週）の平均値。

【手足口病】
・報告数は173人（4.8）で、前週比82％と減少した。例年同時期の定点当たり平均値＊(2.6)の約1.8倍と多い。日南(7.0)、宮崎市(6.4)、高鍋及び中央(各5.0)保健所からの報告が多く、年齢別は6カ月〜1歳が全体の約半数を占めた。

○マイコプラズマ肺炎：宮崎市保健所管内で2例報告があった。1〜4歳と5〜9歳が各1例ずつで、いずれも鼻咽頭ぬぐい液からMycoplasma pneumoniaeが検出された。

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比99％とほぼ横ばいであった。前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナであった。

RSウイルス感染症の報告数は2,083人(0.66)で前週比122％と増加した。大分県(2.7)、宮崎県(2.6)、福岡県(2.5)からの報告が多く、年齢別では1歳が全体の約4割を占めた。

手足口病の報告数は16,092人(5.1)で前週比90％と減少した。例年同時期の定点当たり平均値＊(2.2)の約2.3倍と多い。長野県(13.7)、山形県(12.7)、新潟県(12.6)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約半数を占めた。

【宮崎県】　定点医療機関総数：13
定点医療機関からの報告総数は37人(2.9）で、前月比82％と減少した。また、昨年8月(2.9)とほぼ同じであった。
《疾患別》
○性器クラミジア感染症：報告数26人（2.0）で、前月の約0.9倍、昨年8月の約1.2倍であった。20歳代が全体の約4割を占めた。(男性10人・女性16人)
○性器ヘルペスウイルス感染症：報告数2人（0.15）で、前月の0.5倍、昨年8月の約0.7倍であった。（女性2人）
○尖圭コンジローマ：報告数3人(0.23)で、前月の1.5倍、昨年8月の1.5倍であった。（男性3人）
○淋菌感染症：報告数6人（0.46）で、前月の約0.5倍、昨年8月の0.5倍であった。30歳代が全体の半数を占めた。（男性5人・女性1人）

【全国】定点医療機関総数：980
定点医療機関からの報告総数は3,997人（4.1）で、前月比94％とやや減少した。疾患別報告数は、性器クラミジア感染症2,049人（2.1）で前月比94％、性器ヘルペスウイルス感染症713人（0.73）で前月比97％、尖圭コンジローマ474人（0.48）で前月比92％、淋菌感染症761人（0.78）で前月比94％であった。

【宮崎県】　定点医療機関総数：7
定点医療機関からの報告総数は21人（3.0）で前月比84％と減少した。また昨年8月（4.0）の約0.8倍であった。
《疾患別》
○メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症：報告数21人（3.0）で、前月及び昨年8月の約0.9倍であった。70歳以上が全体の約半数を占めた。
○ペニシリン耐性肺炎球菌感染症：報告はなかった。
○薬剤耐性緑膿菌感染症 ：報告はなかった。

【全国】　定点医療機関総数：476
定点医療機関からの報告総数は1,623人（3.4）で、前月比102％とほぼ横ばいであった。疾患別報告数は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症1,471人（3.1）で前月比106％、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症128人（0.27）で前月比79％、薬剤耐性緑膿菌感染症24人（0.05）で前月比83％であった。

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宮崎県感染症週報2015年第37号（PDFファイル / 644KB）

宮崎県内の患者発生状況（定点把握対象疾患（週報）（PDFファイル / 328KB）

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