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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2015年第51号

第17巻51号[宮崎県第51週(12/14〜12/20)全国第50週(12/7〜12/13)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県2015年第51週の発生動向

全数報告の感染症(51週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核6例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:つつが虫病3例。
  • 5類感染症:急性脳炎1例、侵襲性髄膜炎菌感染症1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2015年第1週〜51週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は850人(定点当たり26.5)で、前週比96%とほぼ横ばいであった。前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱と流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】
・報告数は2人(0.03)で、前週比29%と減少した。
(流行開始の目安:定点当たり1.0)
【RSウイルス感染症】
・報告数は72人(2.0)で、前週比109%とやや増加した。例年同時期の定点当たり平均値(1.3)の約1.5倍であった。年齢別では1歳が全体の約4割を占めた。

過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
・報告数は137人(3.8)で、前週比105%とやや増加した。例年同時期の定点当たり平均値(2.6)の約1.4倍であった。日向(8.3)保健所からの報告が多く、年齢別では3〜5歳が全体の約4割を占めた。

【感染性胃腸炎】
・報告数は398人(11.1)で、前週比86%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値(21.5)の約0.5倍であった。日南(46.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1〜4歳が全体の約半数を占めた。

【伝染性紅斑】
・報告数は35人(0.97)で、前週比103%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値(0.27)の約3.6倍であった。宮崎市(2.1)保健所からの報告が多く、年齢別では3〜6歳が全体の約6割を占めた。

【流行性耳下腺炎】
・報告数は80人(2.2)で、前週比170%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値(1.2)の約1.9倍であった。延岡(8.8)、日向(6.5)保健所からの報告が多く、年齢別では3〜5歳が全体の約半数を占めた。

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国第50週の発生動向

全数報告の感染症(全国第50週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比109%とやや増加した。前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザと咽頭結膜熱と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は手足口病であった。

RSウイルス感染症の報告数7,469人(2.4)で前週比102%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値(1.5)の約1.6倍であった。香川県(8.2)、奈良県及び鳥取県(各5.3)からの報告が多く、年齢別では6ヵ月〜1歳が全体の約半数を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は32,022人(10.1)で前週比117%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値(14.7)の約0.7倍であった。大分県(24.3)、兵庫県(14.9)、愛媛県(14.7)からの報告が多く、年齢別では1〜4歳が全体の約半数を占めた

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