第16巻52号[宮崎県第52週(12/22〜12/28)全国第51週(12/15〜12/21)]
第17巻 1号[宮崎県第 1週(12/29〜 1/ 4)全国第52週(12/22〜12/28)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛
生環境研究所
インフルエンザ(定点把握対象):2014年第52週(12/22〜12/28)の県内の定点当たり報告数は20.9で、今シーズン初めて流行注意報レベル(10.0)を超えました。昨シーズンと比較して3週間早くなっています。また、2015年第1週(12/29〜1/4)の定点当たり報告数は25.5でした。県内では、今シーズンはインフルエンザAH3型が検出されています。詳細後述。
【インフルエンザ】
- 報告数は1,504人(25.5)で、前週比122%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.7)の約4.4倍であった。都城(52.9)、日南(33.4)保健所からの報告が多く、年齢別では5歳未満が全体の19%、5-9歳が21%、10-14歳が13%、15-19歳が7%、20-59歳が35%、60歳以上が5%を占めた。
* 過去4年間の当該週、前週、後週(計12週)の平均値

●2014年第51週
定点医療機関あたりの患者報告総数は前週比127%と増加した。今週増加した疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は手足口病と伝染性紅斑であった。
インフルエンザの報告数は74,752人(15.2)で、前週比206%と大幅に増加した。埼玉県(35.4)、北海道(26.0)、岩手県(24.7)からの報告が多く、年齢別では5歳未満が全体の約13%、5〜9歳が33%、10〜14歳が29%、15〜19歳が5%、20〜59歳が17%、60歳以上が3%を占めた。
●2014年第52週
定点医療機関あたりの患者報告総数は前週比124%と増加した。今週増加した疾患はインフルエンザで、減少した主な疾患はRSウイルス感染症とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。
インフルエンザの報告数は130,971人(26.6)で、前週比176%と大幅に増加した。埼玉県(48.1)、神奈川県(35.9)、福岡県(35.8)からの報告が多く、年齢別では5歳未満が全体の約13%、5〜9歳が30%、10〜14歳が25%、15〜19歳が5%、20〜59歳が22%、60歳以上が5%を占めた。