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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2016年第3号

第18巻3号[宮崎県第3週(1/18〜1/24)全国第2週(1/11〜1/17)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県2016年第3週の発生動向

全数報告の感染症(3週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核5例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2016年第1週〜第3週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は1,250人(定点当たり33.7)で、前週比130%と増加した。前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと咽頭結膜熱で、減少した主な疾患は水痘であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】
・報告数は461人(7.8)で、前週比322%と大幅に増加した。年齢別では5歳未満が全体の23%、5-9歳が42%、10-14歳が10%、15-19歳が7%、20-59歳が15%、60歳以上が3%を占めた。

【感染性胃腸炎】
・報告数は367人(10.2)で、前週比106%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値(14.7)の約0.7倍であった。日南(26.0)保健所からの報告が多く、年齢別では1〜3歳が全体の約4割を占めた。
※過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【伝染性紅斑】
・報告数は47人(1.3)で、前週比118%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値(0.27)の約4.9倍であった。高千穂(3.0)、宮崎市(2.1)、中央(2.0)保健所からの報告が多く、年齢別では4〜5歳が全体の約半数を占めた。

【流行性耳下腺炎】
・報告数は92人(2.6)で、前週比100%と横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値(0.83)の約3.1倍であった。延岡(12.5)保健所からの報告が多く、年齢別割合を円グラフに示す。

基幹定点からの報告

○マイコプラズマ肺炎:高鍋保健所から3例報告があった。0〜4歳が1例、5〜9歳が2例で、咽頭ぬぐい液からMycoplasma pneumoniaeが検出された。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国第2週の発生動向

全数報告の感染症(全国第2週)
定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比103%と横ばいであった。前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症と咽頭結膜熱であった。

インフルエンザの報告数20,369人(4.1)で前週比203%と増加した。沖縄県(12.2)、新潟県(11.8)からの報告が多く、流行注意報レベル(10.0)を上まわった。年齢別では、5歳未満が21%、5-9歳が28%、10-14歳が11%、15-19歳が4%、20-59歳が30%、60歳以上が6%であった。

伝染性紅斑の報告数2,542人(0.80)で前週比96%とほぼ横ばいであった。山形県・大分県(各2.6)、秋田県(2.5)、熊本県(2.3)からの報告が多く、流行警報開始基準値2.0を上まわっている。年齢別では、4〜6歳が全体の約半数を占めた。

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