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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2017年第5号

第19巻5号[宮崎県第5週(1/30〜2/5)全国第4週(1/23〜1/29)

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第5週の発生動向

全数報告の感染症(5週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核8例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:侵襲性インフルエンザ菌感染症1例。侵襲性肺炎球菌感染症3例。

全数把握対象疾患累積報告数(2017年第1週〜5週) 

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は3,829人(定点当たり74.1)で、前週比92%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と伝染性紅斑で、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】
報告数は3,187人(54.0)で、前週比91%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(42.5)の約1.3倍であった。延岡(85.0)、宮崎市(57.4)、小林(53.8)保健所からの報告が多く、年齢別は5〜9歳が全体の約3割を占めた。


【感染性胃腸炎】
報告数は372人(10.3)で、前週比81%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(13.0)の約0.8倍であった。小林(23.3)、日南(18.7)、日向(15.5)保健所からの報告が多く、年齢別は別グラフに示す。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

○マイコプラズマ肺炎:宮崎市保健所から2例報告があった。0〜4歳であった。

○感染性胃腸炎(ロタウイルス):延岡保健所から1例報告があった。0〜4歳で、病原体の群別は不明であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2017年第4週の発生動向

全数報告の感染症(全国第4週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比124%と増加した。前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎と手足口病であった。

インフルエンザの報告数は195,501人(39.4)で前週比138%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(29.4)の約1.3倍であった。宮崎県(59.1)、福岡県(55.1)、愛知県(54.7)からの報告が多く、年齢別では5〜9歳が全体の約3割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

インフルエンザ情報《県内第5週、全国第4週(再掲)》

県内第5週インフルエンザ発生動向

2017年1月30日〜2月5日までの1週間で3,187人(定点あたり54.0)の報告があった。前週の約0.9倍と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(42.5)の約1.3倍であった(図1)。保健所別推移を図2に示す。年齢群別では5歳未満が全体の22%、5-9歳が28%、10-14歳が22%、15-19歳が6%、20-59歳が16%、60歳以上が6%を占めた。(図3)

全国第4週インフルエンザ発生動向

2017年1月23日〜1月29日までの1週間で195,501人(39.4)で前週比138%と増加した。宮崎県(59.1)、福岡県(55.1)、愛知県(54.7)からの報告が多い。年齢群別では5歳未満が全体の17%、5-9歳が29%、10-14歳が21%、15-19歳が7%、20-59歳が19%、60歳以上が7%であった。

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