
宮崎県感染症発生動向調査2017年第25号
第19巻25号[宮崎県第25週(6/19〜6/25)全国第24週(6/12〜6/18)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県第25週の発生動向
全数報告の感染症(25週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核5例。
- 3類感染症:報告なし。
- 4類感染症:報告なし。
- 5類感染症:侵襲性肺炎球菌感染症2例。

全数把握対象疾患累積報告数(2017年第1週〜25週)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は752人(定点当たり22.5)で、前週比92%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと咽頭結膜熱で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と流行性角結膜炎である。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【手足口病】
報告数は221人(6.3)で、前週比101%とほぼ横ばいで、例年同時期の定点当たり平均値*(2.6)の約2.5倍である。日向(9.8)、小林(7.7)、宮崎市(7.4)保健所からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約6割を占めた。
【咽頭結膜熱】
報告数は32人(0.91)で、前週比219%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(0.92)の約1.0倍である。日南(3.7)、中央(3.0)、延岡(2.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳が全体の約半数を占めた。
*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値


基幹定点からの報告
○マイコプラズマ肺炎:日向保健所から1例報告があり、10歳代であった。
○感染性胃腸炎(ロタウイルス):延岡、高鍋(各1例)保健所から報告があり、0〜4歳であった。なお、病原体の群別は不明である。
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患
全国2017年第24週の発生動向
全数報告の感染症(全国第24週)
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比107%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はインフルエンザである。
咽頭結膜熱の報告数は3,067人(0.97)で前週比100%と横ばいで、例年同時期の定点当たり平均値*(0.72)の約1.3倍である。山梨県、鹿児島県(各2.5)、北海道(2.1)からの報告が多く、年齢別では1〜3歳が全体の約6割を占めた。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は11,323人(3.6)で前週比104%とほぼ横ばいであり、例年同時期の定点当たり平均値*(2.7)の約1.3倍である。鳥取県(9.3)、山形県(5.8)、大分県(5.7)からの報告が多く、年齢別では4〜6歳が全体の約4割を占めた。
* 過去5 年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値
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