所長挨拶 研究所の紹介 発表・調査研究 情報・ニュース 宮崎県感染症情報センター 見学と研修のお申し込み リンク集 お問い合わせ

宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2017年第27号

第19巻27号[宮崎県第27週(7/3〜7/9)全国第26週(6/26〜7/2)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第27週の発生動向

全数報告の感染症(27週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:カルバペネム耐性腸内細菌感染症1例、梅毒2例。

全数把握対象疾患累積報告数(2017年第1週〜27週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は1,106人(定点当たり32.8)で、前週比122%と増加した。前週に比べ増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はインフルエンザとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎である。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【手足口病】
報告数は491人(13.6)で、前週比150%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(3.8)の約3.6倍である。日南(29.0)、日向(19.3)、小林(18.7)保健所からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約7割を占めた。

【ヘルパンギーナ】
報告数は103人(2.9)で、前週比126%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(5.3)の約0.5倍である。日向(8.5)、延岡(4.5)、日南(4.3)保健所からの報告が多く、年齢別では6ヶ月〜2歳が全体の約7割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2017年第26週の発生動向

全数報告の感染症(全国第26週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比101%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナで、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎である。

咽頭結膜熱の報告数は2,925人(0.93)で前週比95%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.69)の約1.3倍である。北海道(2.4)、鹿児島県、山梨県(各2.2)からの報告が多く、年齢別では1〜3歳が全体の約6割を占めた。

手足口病の報告数は11,159人(3.5)で前週比146%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(1.9)の約1.8倍である。高知県(15.1)、鳥取県(14.4)、滋賀県(9.1)からの報告が多く、年齢別では1〜2歳が全体の約6割を占めた。

* 過去5 年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

PDFファイルダウンロード


宮崎県衛生環境研究所
〒889-2155 宮崎市学園木花台西2丁目3-2 / 電話.0985-58-1410 FAX.0985-58-0930