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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2017年第46号

第19巻46号[宮崎県第46週(11/13〜11/19)全国第45週(11/6〜11/12)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第46週の発生動向

全数報告の感染症(46週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:つつが虫病3例。
  • 5類感染症:アメーバ赤痢1例、ウイルス性肝炎1例、梅毒2例。

全数把握対象疾患累積報告数(2017年第1週〜46週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は696人(定点当たり21.6)で、前週比102%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症と手足口病である。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】
報告数は68人(1.2)で、前週比97%とほぼ横ばいであり、例年同時期の定点当たり平均値*(0.05)の約23倍である。日南(6.4)、小林(2.4)保健所からの報告が多く、年齢別は別グラフに示す。

【咽頭結膜熱】
報告数は83人(2.3)で、前週比157%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(1.1)の約2.1倍である。都城(7.5)、中央(6.0)、小林(5.7)保健所からの報告が多く、年齢別は1〜2歳が全体の約4割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

○マイコプラズマ肺炎:日南、高鍋(各1例)保健所から報告があり、いずれも10歳代であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 平成29年11月20日までに検出)

細菌

ウイルス

○胃腸炎症状のある幼児の便からノロウイルスGUの遺伝子検出に加え、コクサッキーウイルスA10型が分離された。胃腸炎の起因ウイルスとして、ノロウイルスが知られているが、当所においては今年に入り、胃腸炎症状のある患者からノロウイルスの他、ロタウイルス、エコーウイルス6型、アデノウイルス2型、アデノウイルス5型、パレコウイルス1型も分離・検出されている。

全国2017年第45週の発生動向

全数報告の感染症(全国第45週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比112%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は咽頭結膜熱とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナである。

咽頭結膜熱の報告数は1,984人(0.63)で前週比124%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.33)の約1.9倍である。北海道(3.4)、山形県(1.9)、宮崎県(1.5)からの報告が多く、年齢別では1〜4歳が全体の約6割を占めた。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は6,914人(2.2)で前週比116%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(1.8)の約1.2倍である。山形県(4.3)、鳥取県(4.2)、北海道(3.6)からの報告が多く、年齢別では4〜6歳が全体の約4割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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