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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2018年第11号

第20巻第11号[宮崎県第11週(3/12〜3/18)全国第10週(3/5〜3/11)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第11週の発生動向

全数報告の感染症(11週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核5例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:A型肝炎1例。
  • 5類感染症:侵襲性肺炎球菌感染症2例、百日咳5例。

全数把握対象疾患累積報告数(2018年第1週〜11週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は1,143人(定点当たり32.3)で、前週比95%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患はインフルエンザである。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【感染性胃腸炎】
報告数は451人(12.5)で、前週比91%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(11.7)の約1.1倍である。日南(24.7)、小林(22.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜5歳が全体の約6割を占めている。

【咽頭結膜熱】
報告数は45人(1.3)で、前週比132%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.70)の約1.8倍である。日南(3.0)、宮崎市(2.5)、中央(2.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は1〜3歳が全体の約8割を占めている。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
  • 感染性胃腸炎(ロタウイルス)
    感染性胃腸炎(ロタウイルス):報告数は22例で、日向(19例)、宮崎市(2例)、高鍋(1例)保健所からの報告であった。いずれも10歳以下である。なお、病原体の群別は不明である。
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2018年第10週の発生動向

全数報告の感染症(全国第10週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比81%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は水痘で、減少した主な疾患はインフルエンザである。

インフルエンザの報告数は59,575人(12.1)で前週比69%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(15.9)の約0.8倍である。秋田県(24.1)、福井県(21.2)からの報告が多く、年齢群別では10歳未満が全体の約半数を占めている。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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