
宮崎県感染症発生動向調査2018年第33号
第20巻第33号[宮崎県第33週(8/13〜8/19)全国第32週(8/6〜8/12)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県第33週の発生動向
全数報告の感染症(33週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:報告なし。
- 3類感染症:報告なし。
- 4類感染症:デング熱1例、日本紅斑熱1例。
- 5類感染症:百日咳3例。

全数把握対象疾患累積報告数(2018年第1週〜33週)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は680人(定点当たり24.8)で、前週比110%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は流行性角結膜炎で、減少した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナである。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】
報告数は131人(3.7)で、前週比90%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(1.2)の約3.0倍である。高千穂(8.0)、延岡(7.3)、高鍋(7.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は2歳以下がほぼ全数を占めている。

眼科定点からの報告
【流行性角結膜炎】
報告数は39人(6.5)で、前週比650%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(3.0)の約2.1倍である。宮崎(12.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は別グラフに示す。
*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値
基幹定点からの報告
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患
全国2018年第32週の発生動向
全数報告の感染症(全国第32週)
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比80%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患はヘルパンギーナである。
RSウイルス感染症の報告数は4,090人(1.4)で前週比103%とほぼ横ばいであり、例年同時期の定点当たり平均値*(0.57)の約2.4倍である。宮崎県(4.5)、和歌山県、鹿児島県(各3.2)からの報告が多く、年齢群別では2歳以下が全体の約9割を占めている。
ヘルパンギーナの報告数は7,020人(2.4)で前週比75%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(2.6)の約0.9倍である。山形県(9.5)、長野県(8.8)からの報告が多く、年齢群別では1〜4歳が全体の約8割を占めている。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値
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